18歳の老い
老いが怖い
14歳の誕生日から、大人になるのが怖くて不安だった。
18歳の今、不安は強く重くなっている
20歳…それさえも遠い未来のように思うけれど
25、30、40…
40歳の自分なんておそろしくて考えられない、
女として存在できなくなった私は、どうやって生きていくのだろう。
女は女として死ぬことなんて殆どできない、女を卒業しなければならない日がくる
女でなくなった人は
ただの器でしかない
器である私…
器でしかない人間。…
…それは物体に過ぎない
わがままで好き放題しても許され続けたい
器にはなりたくない
器になったあとにどのように生きていくかと言ったら
お金と知識という柱が要る
だから私は追い立てられるように
本を読んで
映画を見て
料理を覚えて
体裁的な教養を両手で抱え込もうとする
逃げるために
女として生まれた器はそうやってどうにか愛されなければならない
私はすでに肉の器と同じ。